敷地の日照条件から逆算した中庭
北側を道路に面し三方を隣家に囲まれたこの敷地では、一般的な窓の配置では冬季間の明るさや開放感を得ることが難しい状況でした。また、「視線を気にせず開放的に暮らしたい」というクライアントの要望もあり、周辺環境と敷地特性を丁寧に読み解きながら最も豊かな採光とプライバシーを両立できる建物の形や大きさ、配置を何度も検討しました。
その結果、建物は中庭を中心に据えたコの字型の構成とし、この中庭から取り込まれる光や風によって、内部は明るく開放的な空間になりました。
カーテンに頼らずのびのびと過ごせることも、この住まいの大きな魅力です。中庭を囲むように配置された各室は、どこにいても自然を感じられる心地よさを持ち、日々の暮らしにゆとりと楽しさをもたらしています。
印象的な玄関
中庭を玄関まで延長させ、入ると正面に緑が見えて季節感を感じられるようになっています。それ以外、部屋の様子などは玄関からは見えないような間取りになっています。
直接光と反射光
中庭は直接光だけでなく、壁や窓ガラスに反射した柔らかな光で満たされています。外壁は出来るだけ反射率の高い物を選びました。